ポレックス実践事例 1

過去に設計した基板データは宝の山

プリント基板設計の過程で発生する様々な不具合の中には、過去の経験から解決できるケースも多々あります。そのため、設計者のノウハウや、類似した設計変更の記録などは問題解決の重要な糸口となってきます。

しかし、退職や異動といった理由から設計者が異なれば、全く新しい経験という事態に陥るだけでなく、仮に、類似した設計変更データを探し出せたとしても、どういう変更が行われたかを見るのは容易なことではありません。

PollExでは、過去の設計変更データをレビジョン比較することで、他の設計者が、どういう変更を行ったのかを簡単に見ることができます。

新旧ファイルを読み込むと、自動で差分を抽出し、差分一覧表を自動作成します。
差分一覧から確認したい部分を選択すると、画面に差異を表示することができます。

重ね合わせモード
(重ね合わせモード)

上下に対比表示
(上下に対比表示)

過去に先人達が設計したPCBデータが、有効に活用されないまま、たくさんサーバーに眠っています。世代交代で優秀な人材が多数退職していく中、若手へのノウハウ伝承も、今後の設計業界の重要な取り組みだと考えます。

PCB-回路図-部品表の3点照合

プリント基板設計時に発生する、調達部品表との差を発見するために3点照合ということが行なわれることがあります。

通常はリストベースで行ないますが、PollExではグラフィックと連動させ、より視覚をリンクさせて、発見後の対応を迅速に行なうことが出来ます。

PCB-回路図-部品表の3点照合

製造のためのデザイン

プリント基板の製作過程においては、製造性の設計検証をどれだけ適切に検討し、不具合を捉え、事前に図面に反映することができるかが、最終的な製品の完成までの時間を大きく左右することになります。

現在の設計手法では、電気的な検証終了後、或いは終了間際に、製造工程の為の検証に取り掛かるといった方法が一般的です。

仮に、設計段階で製造性のチェックを設計者が自由に行なうことができれば、設計の出戻りといった繰り返しを低減でき、結果的に無駄な作業を減らすことが期待できます。

しかし一方では、業務の細分化が進み、自分の業務以外は知らないというケースが増加し、ノウハウの蓄積を阻害している実態があります。

そういった業務細分化の中で、システム的にそのノウハウを有効に活用できる環境が求められているのです。

PollExでは、製造ラインで細かく規定されたルールを、設計現場で容易に製造性検証ができる環境を用意し、基板設計段階にデザインレビューとしての検証が行なえる機能を備えました。

「CADの中にも、同様のチェック機能があるから大丈夫?」

確かに最近のPCB CADでは、複雑なルールを設定できるツールも出て来ています。

しかし、同一CADでしかチェックが出来ないという点が課題になります。

PollExでは、約40種類のCADに対応しています。

デザインレビューとしての検証

プリント基板の電気的検証

プリント基板の動作の上で欠かせないのが電気的検証です。

プリント基板の電気的検証

例えば、このような配線パターン設計中にGNDプレーンとの関係により、ノイズが発生する可能性のあるクリティカルシグナルに対して違反をしているものを簡単に見つけることが出来ます。

基板設計中に早めに検出ができれば、設計の出戻りを防ぐことが出来ます。

また任意の信号間の配線経路を3Dで確認することもできます。

配線経路を3Dで確認

便利なレポート機能を充実

PollExには様々なレポート機能があり、その情報を参考にグラフィックスと見比べながら原因を推察する環境を提供します。

レポート機能 ←クリック拡大

レポート機能の一例

ネットアナライザ(Net Analyzer)機能
選択したネットの各層毎の区間配線長、配線幅、分岐点自動判別しながらEXCELにリスト出力します。

ネットトポロジービュー(Net Topology View)機能 (Option機能)
配線のトポロジーをシンボリックに表示するので、どこで分岐しているのか、ビアのある区間などをグラフィック表示します。

ネット配線長リスト機能
各ネットの層配線長(ビアの数を含める事も可能)をリストにします。並び替え可能。

信号ノイズが発生、原因は?

プリント基板の試作後の検証時に、信号にノイズが載っていて、その原因調査に時間がかかった経験はありませんか?

例えば、ノイズが載っている配線の隣接配線から影響を受けているような場合、プリント基板のパターンを追っかけて隣の信号名を突き止める必要があります。

一見、簡単そうに感じますが、実際は図面やCADを利用してセグメント毎ズームしてリクエストして探していく作業を延々と続けていく事になります。

こればかりは、回路図をいくら見ていても判らない検証です。

PollExでは、ある指定距離以内に隣接する信号名を、層を越えて自動探索し、リストする機能を備えています。

指定距離というのは、ユーザー様が任意に設定することができ、ノイズ検証をユーザ様のノウハウに沿って行うことが可能です。

ノイズ検証

結合ネット機能

デザインレビューをしている際に、信号名で検索してCADで表示してみるといったことが良くありますが、検索した信号には、ディスクリート部品(抵抗、コンデンサ、コイルなど)が付いていて、その先が見えないことがよくあります。

PollExでは、そんな信号も一発で一連の信号としてグループ化する機能があります。

pollex-2.jpg  ←クリック拡大

ご覧の事例のように、ある信号がICからICまで一連で表示されています。

選択したネットに接続している部品のみを表示し、よりわかりやすく配置や経路を確認できます。

回路図の変更内容の把握

既に設計済みのプリント基板に対して回路変更が入った場合、何が変わっているのかを把握する場合には、例えば「設計変更連絡書」などで記述されますが、実際の回路図内で変更箇所を見るには、新旧の図面を比較する必要があります。

PollExにおいては、2つの回路データを指定して比較を実行すると、差分リストが左側に表示されます。基板-基板の比較と異なり、回路図は論理的な接続図であり、物理的な比較が難しいため、片方の図面と同じ位置をシンクロ表示する機能を有しています。

pollex-3.jpg  ←クリック拡大

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