ポレックス実践事例 4

ユーザ様の導入事例(シミュレーション技術者様)

PollExをご利用中のユーザ様で、シミュレーションを中心に業務されている技術者様の声を聞くことができました。

「ある基板の性能を向上させるため、既存の基板のパターンと設計変更後のパターンから波形解析を行い、どういった改良が期待できるかといったレポートを作成する際に、実際の配線パターンを波形と一緒に列記することで相手に理解されやすい報告書が書けるので便利」との事でした。

波形を観測後、原因となっている理由を基板データから探して、プロット出力してそこをマーキングしたりします。

実際の使用例をご紹介します。

よく行われる変更として、一筆書き配線をスター配線に変更するといった変更で、品質が向上する場合があります。

これをSPICEシミュレータを使用してトランジェントや波形結果やクロストーク解析結果を出します。

変更前と後の配線パターンを3Dイメージで対比したり、重ね合わせ表示でその差分を表示して、どういった変更が行われたかをレポートします。

実際に報告をする相手は、まだまだ紙での報告書ベースを要求されるため、紙に印刷する場合、画面イメージの黒バックだと色がつぶれてしまって見えないので白バックにしたいといった要望があります。

PollExでは、画面イメージをポストスクリプト出力できるので、精度良いイメージデータを作成できます。
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PollExの機能の中で気に入った機能は何ですか?

1. ネットのトポロジー表示ですね。
回路図からのプリトランスミッション解析等では利用しますが、ポスト解析の段階では、こういった図形を描くのは至難の業ですが、PollExでは、すぐに基板データから自動的に抽出して表示してくれるので大変便利な機能だと思います。
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2. ネットの結合機能も便利です。
ネット名が指定されたネットでも、途中に受動部品が入るとその先のネットはCADが自動生成したネット名になってしまうので、これを一連で扱えるようにできるのでわかり易いです。

3. ネット長リスト表示で、総配線長の長いものでソーティング表示できるのも便利です。
詳細解析をやるべき対象を絞り込むために参考になります。
結合ネットの総配線長もリストできるので、全体的な流れのバランスが必要なネット長のばらつきを確認するのが容易です。

ナレッジの活用

従来までのデザインレビューの方法では、図面による検図など手間がかかる作業で、レビューする技術者のスキルへの依存度が大きく、なかなかそのノウハウを伝達することが難しいと感じられている方も多いと思います。

団塊世代といわれる経験者の定年退職などにより、多くの経験に基づくナレッジが失われつつあります。

PollExでは、デザインレビューを視覚的にわかり易く見るための機能が豊富に用意されており、ドキュメントに残すことも容易になります。
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画面キャプチャーを利用したレポート作成により、レビューの相手に対しても、その検証結果を正確に伝達することができ、その問題への的確な対処を行なうことが出来ると共に、他の設計者も参照することにより、レビュー時の参考にすることが可能になります。

GNDのビアによる強化

隣接する層にグランド面がある場合、GNDレベルの安定の為には複数のビアで接続させる方法があります。

あるいは、特定の信号線に大電流が流れる信号の場合、最近のビルドアップビアや小径ビアでは、容量が足りない為、複数のビアを設ける必要があります。

PollExでは、各GND面に対して隣接層に同電位のGND面が同位置にある場合、その2つの面に対して何個のビアで接続されているかのチェックが可能です。

回路設計者は、指定したラインに規定数のビアが設けられているかの確認をする必要がありますが、図面での確認は大変です。
この確認を怠った為に痛い目にあったという経験談をよく耳にします。

例えば、以下のような信号ラインでは、複数ビアを使用して接続されているような配線を確認する場合、視覚的に見たい場合には、3Dビューアを利用することでどの様な接続になっているかを目で確認できます。
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さらに、詳細の確認の場合には、各面に対していくつのビアで接続されているかのビア数を集計して確認することができます。
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配線に隣接した信号を、自動で見つける。

回路設計者にとって見たい情報の一つは、クリティカル信号に隣接する信号が何かという部分です。

PollExでは、自動的に指定したネットに隣接する配線をそのネットからの距離を指定するだけで見つけて表示してくれます。
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配線上に必要な回路フィルタの存在を確認する。

ある特定信号を安定的に動作させるために、その配線の端部にRC,LCなど回路で構成するフィルタが必要になりますが、そのフィルタ部品の存在と、部品ピンからの一定距離以内に配置されているかのチェックを行うことができます。
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パラメータとして
1.あらかじめ、調べたいフィルタを必要とするネット名をグループ化しておきます。
2.フィルタ部品として構成する部品グループを定義します。(R,C等)
3.スタートピンになる部品グループを定義します。(IC等)
4.ピンからフィルタ部品までの距離を指定します。

チェックを実行すると、
1.RC, LC等、回路フィルタを満足していないネットをリストし、グラフィック表示。
2.フィルタ部品の距離が指定距離以上のものをリストし、グラフィック表示します。

ユーザ様固有のルールに対応したカスタム開発

オプションモジュールですが、製造性検証ツール(DFM)を導入される場合、ユーザ様固有のルールを開発して機能させることが可能です。

例えば、「LEDと付随して配置しなければならない抵抗やCRD(定電流ダイオード)などがLED回路に接続されているかを検査したい」など、通常のDRCや、他社の製造性検証ツールでは発見できないエラーをチェックしたい等、ユーザ様よりの依頼に基き機能を搭載して提供します。
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